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じゅげむさん

朝景 アルプスが白く輝きます






社長と長男の昼を用意して



店の仕事で廃車と保険の書き換え
 ついでに図書館とフラワーセンターで葉ボタンの苗を
購入
 帰宅してお昼の後、読み聞かせへ

子ども達が「やったぁ!風来坊だ!」




「さくらの里の風来坊」



最後のページを開くと、子ども達のため息や
「綺麗」の声があがりました
 
「もう風来坊の本はないの?」と残念がる声も

続いて




「さらやしきのおきく」


 殺されてさらやしきの井戸に投げ込まれたおきくさんが幽霊になり
毎晩あらわれるようになり

姫路の元気のいい若者達が「9まいの声をきくと、のろいで死んでしまうなら
7まいの時に逃げ出せばいいんだ!」と見物に行き

噂を聞いた人々で毎夜毎夜大にぎわい
 さらやしきのまわりには「おきくまんじゅう」やら
「おきくせんべい」等の店まで並ぶようになりました

 ある晩、「7まぁ~い」で逃げ出そうとした見物人達
混み合って逃げられません
 みんなが慌てていると

「9まぁ~い、10まぁ~い、11まぁ~い、12まぁ~い
13まぁ~い、14まぁ~い、15まぁ~い、16まぁ~い、17まぁ~い
18まぁ~い」

見物人の一人が

「こら、お菊!おまえは皿が9枚しかないのが
うらめしいと言うて、ゆうれいになったんと違うんか。
 そやのに、なんで18枚も数えたんや?」

お菊さん、ペロリと舌を出して

「かぜひいてまっしゃろ。
二日分かぞえておいて明日の晩はお.や.す.み」

 で、終わろうとしたら「もう一つ!」

担任の先生が教室に来ていなかったので

用意していった落語の本のなかから

「つる」

 ものしりのじんべいさんに「昔、ツルはくびながどりと
呼ばれていた」と聞いた喜六さん

「くびながどりのほうが、見たままでわかりやすいのに
なんでツルてな名前になったんですか?」と尋ねると
 
「一人の老人が浜辺に立っていたら、大陸の方から
オスのくびながどりがツーっと飛んできて松の枝にぽっと留まり
 次にメスのくびながどりがルーっと飛んできたから
ツールーと呼ばれるようになった」と

「ええことおしえてもろうたなぁ」と早速友達の
徳さんの家へ行き

「くびながどりがなんでツルと呼ばれるように
なったか教えたろか?」

徳さん「いいよ今忙しいから」

「そんなこと言わんと教えさせてえな。

あのな、昔昔のことや

一人の老人が浜辺に立っていたら、大陸の方から
オスのくびながどりがツルーっと飛んできて松の枝にぽっと留まり
 そのあとからメスのくびながどりが...あれ?
おかしいな。さよなら」

うまくいかなかった喜六さん、もういちどじんべいさんに
教えてもらい、また徳さんの家へやってくると

「徳さん、昔ツルはくびながどりと言うてたんや」

「またかい!」

「一人の老人が浜辺に立っていたら、大陸の方から
オスのくびながどりがツーっと飛んできたんや
 ツーッやでツルーっとちがうんやで
まちがえたらあかんぞ」

「おまえが間違えたんじゃねえか」

「オスのくびながどりがツーっと飛んできて
松の枝にルッと留まったんやな
 その後からメスのくびながどりが...
メスのくびながどりが...」

「メスのくびながどりが、どうしたんだ?」

「う~ん、だまって飛んで来よったんや」

さてお終いと思ったら「もう一つ!」
(本の表紙の目次を見て)「じゅげむさん読んで!」

じゅげむさん、運動が得意で
ボクシング選手に

 レフリーが挑戦者じゅげむさんの名前を呼んでいるうちに
チャンピオンが待ちくたびれて帰ってしまい

次は国会議員に立候補

選挙カーで自分の名前を連呼するけど
 なかなか名前を覚えてもらえず四苦八苦(^^;)

練習してなかったので、途中噛みそうになったけど

「じゅげむじゅげむ~」の部分は子ども達も一緒に
声をあげて、楽しいひとときでした

 帰りに波田の図書館へ

夕飯は


 大根とツナの煮物
豚肉の塩だれ炒め
 きのこ汁

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